蜜ろうの色について (出荷時の色)

 

Aタイプ蜜ろうの色
 キャンドル製造に通常使用している、色のきれいな黄色またはオレンジ色の蜜ろうです。ハチミツと違って完全な取り分けはできませんが、トチのハチミツ収穫時に採れた蜜ろうはオレンジ色系、キハダの時は黄色系の鮮やかな色が出ます。蜜ろうは灯りそのものも赤っぽくきれいですが、太めのキャンドルの溶け口が広がると、この蜜ろうの色が炎に透かし出されて、とても美しいものです。なるべくこの色を褪せさせないよう遮光包装し、出荷していますが、早いものでは数週間後から色があせたり、くすんだりしてしまいます。花粉がもたらした天然の色がゆえにはかない美しさなのです。
国産蜜蝋キャンドル

 

Nタイプ蜜ろうの色
 色が「うすい」もしくは「くすんでいる」蜜ろうです。その理由は二つあります。おもに、ニセアカシヤのハチミツ収穫の時に採れた蜜ろうは、薄い黄色やクリーム系の色が多いです。(トチが混じると薄オレンジ系)また、Aタイプ蜜ろうでも、時間の経過でじょじょに色があせてうすい色になります。あるいはくすんでワントーン落ちた色(アンバーがかった色)に変わります。これは製造前の保管段階でも進んでしまいます。質は変わらない良質な蜜ろうですが、灯した時のきれいさに差が出るため、タイプ分けしてお求めやすい価格にしています。

国産蜜蝋キャンドル


 Sタイプ蜜ろうの色

 Sタイプ蜜ろうの選別基準は「甘い香り」です。色はうすい場合もあります。


 ※ハチ蜜の森キャンドルの蜜ろうは「キャンドル製作用に極細濾過済み」です。
 ※色付けしないで下さい。クレヨンや顔料などを入れると芯が目詰まりをおこしてうまく灯りません。