エコミュージアムワークショップあさひまち宝紀行 

おらほの地酒! 朝日町の酒蔵を訪ねる

平成16年2月1日(日)午後1時〜

 




  地酒のことをもっと知りたくて、鈴木酒造さんに酒蔵を訪ねる勉強会をお願いしました。そして、最も忙しい仕込みの季節にも関わらず、快くお引き受けいただきました。

 はじめに創遊館で、代表の鈴木和香子さんと杜氏の安達正志さんに歴史や作り方、思いなどについてたっぷりお聞きしました。
「うちは県内で最も小さい酒蔵。機械化も最低限。働いて下さる6人もぎりぎりの人数。誰が休んでもいいように、全員が全ての仕事を知っています。苦労かけてますが、うちの酒は米と水、なにより人が作っていると言えるんです。」
 驚いたのは、もろみの温度管理や仕込み時期の判断についてです。どこでもコンピューターによる数値管理があたりまえになってしまった現在、安達さんはもろみが喋るプツプツの音を聞いて管理できる、今や希有な存在として全国で紹介されているのだそうです。
 いよいよ訪ねた酒蔵では、大きな杉玉と従業員の皆さんが、あたたかく迎えて下さいました。甘い香り、巨大な酒樽、見なれない道具、歴史を感じさせる建物、そしてお酒。見るもの全てがめずらしく、感動の連続でした。小さい蔵だからこそ、そして愛情を注げる作り方だからこそ、時代に求められている日本酒を作ることができる。帰る頃には、一同すっかり「おらほの地酒」にはまってしまいました。

※鈴木酒造は、昭和47年に共同ビン詰めによる合理化と品質向上のため(株)設楽酒造店(西川町)(株)八幡屋酒造店とともに、月山酒造株式会社(寒河江市)を設立しました。代表銘柄に「銀嶺月山」や「豊龍」があります。

 近年の受賞歴(平成以降 平成14年現在まで

 東北清酒鑑評会 平成元年〜14年 金賞(内 第一位二回)
 全国新酒鑑評会 平成5・9・13年 金賞


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おらほの豊龍蔵! 鈴木酒造を訪ねて

見学会の様子を写真で報告しております。
ぜひ、ご覧下さい。



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