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・・・ あさひまち宝紀行 2004 ・・・
海野秋芳の愛した上郷を訪ねる |
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12月12日（日）午前9時。晴天の中で宝紀行が始まりました。創遊館に集まった参加者は町内外から16人。今回は上郷の詩人「海野秋芳」が刊行した一冊の詩集『北の村落』より13篇の詩を朗読しながら、それらの詩にまつわる場所を訪ねました。
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〈りんご温泉〉
朝日連峰を眺望。海野秋芳が見た朝日連峰のことを思いました。
詩の朗読 /「連峰」「蕗」
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〈旧上郷小学校〉
今回のゲストで、同じ上郷出身の児童文学者最上一平さん（東京都在住）が待っていて下さいました。校門跡から石段を登り、昔木造校舎が建っていた現在のグラウンドへ。
詩の朗読 /「軍装」「北」
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〈熊野神社〉
最上さんの案内で小学校の上に建っている熊野神社へ向かいました。途中最上さんからこの地で育った思い出を交えながら、上郷地区の説明をしていただきました。お参りをした後、参加者のみなさんから自己紹介をしていただきました。また、上郷出身の方から、昔杉の葉を集めて宮宿に売りに行ったことや、熊野神社の建物やお祭りについてお話しいただきました。
詩の朗読 /「北の村落」
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〈海野秋芳記念館（特設）〉
旧上郷小学校に展示された海野秋芳展を見学しました。愛用のメガネなどの遺品や、27年間の生涯を当時の世界情勢とともに表した年表やパネルに皆さん興味津々で熱心に見入っていました。
詩の朗読 /「北の村落2」「錆」「飢えてみろ」「雲ひくき日に」
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〈宇津野地区〉
生まれ育った宇津野地区を歩きました。途中、海野秋芳のお墓でお参りをしました。そして、詩「古石（いし）」に出てくる石器が採れたという山道の入口も訪ねました。
詩の朗読 /「古石」
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〈細谷ひろさん〉
町の語り部の会「かたりの会つむぎ」のメンバーである細谷さんより、昔話を語っていただきました。また、海野秋芳のお兄さんは秋芳のいろんな話を細谷さんにしていたそうです。細谷さんより、甘酒とお漬物を振舞ってくださり、散策で冷えた体があたたまりました。
詩の朗読 /「血型」「その頃」「村落の虹」
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1時間30分の短い紀行でしたが、晴天に恵まれたすばらしい上郷の景色の中、最上さん・細谷さんのあたたかい人柄に触れることができ、皆さん満足されたようでした。
「詩は朗読すると、より分かりやすくてとてもいい」「目読するのとだいぶ印象が違う事が分かった」「次は詩の朗読会をしたい」という感想をいただきました。また、町外の方からは「朝日町のことがますます好きになった」と嬉しい言葉もいただきました。
今回『北の村落』全34篇の中から13篇を選ばせてもらい朗読していただきながらの紀行でした。上郷の情景とともに詩が語りかけてくる思いに少しでも触れられたのではないかと思います。
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