朝日町エコミュージアム20周年記念事業
歴史見学会 「朝日町の天地人」 ご報告

日 時 2009年 11月8日(日)午前9:00〜
主催 / 朝日町エコミュージアム案内人の会
協力 /NPO法人朝日町エコミュージアム協会






朝日町エコミュージアム案内人の会 宮本会長の挨拶で
歴史見学会「朝日町の天地人」の開幕です。



町内外から定員を超す参加となりました。
熱心に耳を傾けていらっしゃいました。


鈴木健二先生(朝日町立宮宿小学校教諭)から
上杉勢が攻め入ったルートなどの概要を
説明をしていただきました。


東北を代表する民謡歌手であり、
エコミュージアムガイドでもある
安藤秀岳さんに「これぞ天下の上杉節」を
ご披露頂きました。
とても素晴らしい歌声でした!!

 


創遊館を出発していよいよ現地見学へ! 
案内人は宮本建一会長です。

 →大船木の当所権現石仏見学の折には、大船木区長の佐藤幸信さんからお話しを頂きました。
 上杉武将の祟りを鎮めるために立てた説があること、地区内には女子供が隠れていた「やがえり(夜帰)沢」、財産を隠していた「かんざい(家財)沢」、毒を流してやっつけた「どくみず(毒水)沢」があることなど、興味深いお話をうかがいました。

 


佐藤幸信氏(大船木区長)


朝日町指定文化財「水口十一面観音堂」





  水口楯は観音堂の真裏にあります。
  写真ではなだらかに見えますがとても急でした。
落ち葉と朝露で足場は滑りやすかったのですが、
みなさん無事に頂上へ到達しました。
朝日川の流れと川側の絶壁による守り、
そして敵兵を一ヵ所におびき寄せて攻めるための
曲輪や空堀の配置を明確に見る事ができました。
また、当時の観音堂は
裏側にあったこともお聞きしました。
 



皆さんの視線の先には…。



休憩で立ち寄った西部公民館から臨む水口楯




下りも悪路でしたが、
現在、地区の皆さんにより楯を活かした公園整備が行われています。
完成が楽しみです。



そして、いよいよ本城の八ツ沼城跡へ到着しました。

 


細い山道を一列に登って行きます。



山中にある人見穴です。
「落とし穴」もしくは「隠れ場」に使ったのではと…





その頃、崖の上では


そして…

 


鉄砲隊の出現です!!
みなさんこれにはびっくり!!

 

 




思わずカメラを向ける方もいらっしゃいました。
うれしいサプライズです。
段ボールで作った傘と新聞で作った落し石、
鉄砲の先にはパーティークラッカー、
幟りはよく見ると案内人の会の旗でした。



最後は鉄砲隊の皆さんと一緒に笑顔で記念撮影。






頂上は紅葉がとてもきれいでした。



見学会と一緒に紅葉狩りも堪能です!




八ツ沼城跡をおりて最後は若宮寺に立ち寄りました。



当時は麓の西船渡にありましたが、
上杉勢により焼き討ちされた歴史があるそうです。



最後は創遊館にて閉会になりました。歴史見学会「朝日町の天地人」へのご参加ありがとうございました。

報告/安藤美智子         

 


朝日町エコミュージアム 

Asahimachi Ecomuseum 2009