旧大谷小学校大暮山分校の解体風景 5
2009年9月1日午前6時頃)


            


心配した台風はこなかったけど、調理室がなくなった












「このまま自然公園の木にしてもらえるように脅迫しったどごだ」
軒下から生えていたウルシが自信ありげに話す。




この窓にセロハンステンドグラスの窓をはめこみたかった





「腹くっつくて休んでだなだ…ほっといでけろ」
白壁を食べたメタボ袋がつぶやく





突然朝日が射し込み、 子供たちの存在を教えてくれた
「誰が おれの名前ば いたずらして「がずひろ」にさっちゃんだず〜」
「私たちも んだ〜。」あけみちゃんもひさこさんも嘆く
「そのあど、先生が貼り物ば して 隠さっちゃんだは〜」
「そっから ずーっと悔やしくて いだっけなだ〜」

「んだがや〜。本当はお前だ 字書がんにがったな んねなが〜?」

「んない〜!」

「ごめんごめん。残念な思いば、ずーっとしったけなだな。直してけっだいけど勘弁してな〜」







一週間ぶりの朝の光




今日の記録 くるっと回って一階に入ってマイナス1m。



今朝の「木造校舎のある公園」は明るくのどか




突然たくさんのイモリたちが騒ぎ出した




「先祖代々暮らして来たおらだは 何したらいいなや〜?」






「左側の土手ば 下っと大暮川あっから、そこで暮らせは〜。元々先祖はそっから来たなだ〜
おれは知ってだ」




 



(すっかり八向さんの「山形市の街並み」のノリになってきました)


写真・報告/安藤竜二

白い紙ひこうき大会