作文1 ハチ蜜の森から (仕事や活動報告、主張!etcの作文) 

作文2 養蜂四方山話 (仕事や活動報告、主張!etcの作文) 

作文3 ハチ蜜の森料理店(養蜂家族のハチミツレシビ)
ハチ蜜の森文庫(関連図書のご紹介)
通信「ハチ蜜の森から」(年一回発行/pdf)


● 蜜ろう利用術 ●


キャンドル以外の蜜ろうの使われ方を紹介しております



16.蜜ろうハンドクリーム


 蜜蝋の良し悪しを伝えようと2年前から蜜蝋ハンドクリーム作り体験に力を入れております。先日は鶴岡市の「庄内オーガニックマルシェ」に初めて参加させていただきました。
 そこで嬉しいできごとがありました。酒田市の五十嵐久さんご夫妻がわざわざ訪ねて下さり「歩けなくなるほどの踵(かかと)のひび割れが、蜜ろうクリームを作って塗ったら治った」と、お礼の言葉を下さったのです。
 五十嵐さんは、今は引退なさいましたが、お住まいの酒田市で地魚を扱う和食料理店を長年経営なさっていたそうです。10年以上前、私の蜜ろうそくのことを何かで知り、工房までいらしてお買い上げ下さいました。その時、蜜ろうでハンドクリームが作れることを、私が話したのだそうです。
 当時、五十嵐さんの仕事は、立ちっぱなしの水仕事だったので、手はあかぎれ、踵は血がでるほどひび割れて大変だったそうです。薬局から勧められた高価なハンドクリームでは治りませんでした。そしてある日、灯り残った蜜ろうをもったいないと思い、思考錯誤してハンドクリームを作られました。半信半疑でしたが、根気よく塗り続けると、二ヶ月ほどで踵のひびが気にならなくなって驚いたそうです。「それ以来やめられなくなった」と、おっしゃいました。
 五十嵐さんは、蜜ろうに椿油を混ぜて作っています。なるべく質を悪くしないように、湯煎もなるべく低温で、時間をかけて溶かすそうです。上質な椿油は高価ですが、コスト的には薬局のクリームと大差ないとのことで、いつも70gほどを作り、家族3人で、一ヶ月ほどで使い切るそうです。
 私の蜜ろうが、役に立っていることを聞いて、大きな励みをいただきました。そして、益々良い蜜ろうを作らなければと思いました。五十嵐さん、ありがとうございました。 

通信「ハチ蜜の森から No.38」より抜粋 2015.8)

 ハチ蜜の森のハンドクリームの作り方はこちら

 

 

15.蜜ろう石けん


 この春のこと。仲の良い若い男女が、蜜ろうを買いに来て下さいました。そして思いがけず、手づくりの蜜ろう石けんをいただきました。おいしそうなミルク色をした素朴なものです。これまでネットからの注文で、石けん作りを目的に購入下さる方は何人もいらっしゃいましたが、本物を見るのは初めてだったので、とても感激しました。
 下さったのは、山形市にお住まいの小松勝紀さん。小松さんは、以前は、肌の乾燥がひどく化粧水をたっぷり使っていたのだそうです。ある時、知り合いの美容師の方からもらった手作り石鹸がとても良く感じたそうで、自分でも作ってみたいと思ったのがきっかけだそうです。
 作り方は、オリーブオイルに蜜蝋を溶かし、水に溶かした苛性ソーダをあわせ、たまにハチミツを入れたりもするそうです。
 蜜蝋石鹸を使うようになってからは、化粧水の量も少しで大丈夫になったそうです。
 私はなんだか、今までいろいろ使ってきた市販の洗顔フォームのことが気になってしまいました。さっそくネットで調べてみると、「合成界面活性剤」が入っているものは、皮脂や保湿成分のセラミドを根こそぎ落とし、さらに人工的な保湿成分を無理矢理押し込めるので乾燥肌や敏感肌を招いてしまうと紹介されていました。合成界面活性剤とは、なんと、油汚れに強く手荒れを引き起こす食器用洗剤と同じものだそうです。
 男の私ですが、若く見られたい気持ちはやっぱりあります。なので、あわてて使わせていただいております。小松さんに蜜ろう石けんをいただかなかったら、私の肌の老化はさらに進んでいたことでしょう。心からありがとうございました。

通信「ハチ蜜の森から No.37」より抜粋 2015.8)

 

14.蜜ろう鋳造のリング


 この春に、東北芸術工科大学芸術学部工芸科金属コースを卒業した堀瑞希さんから、指にキラリと光っていた銀のリングを見せていただきました。
 蜜蝋と松脂を調合して原型を作り、精密鋳造したのだそうです。名前は「ドロドロリング」!。
 まだ金属について何も知らなかった頃の作品だそうで、蜜ろうのワックスを触って遊んでいるうちに、ワックスの柔らかさを活かして、硬い金属がドロドロと溶ける様子を表現できたら面白いと思って作ったとのこと。
 着けてみるとでこぼこも気にならず、普段使いもでき、なにより完全に世界に一つだけのリングという価値があると。
 他の作品の写真も見せていただきましたが、さすがに素敵なセンスと繊細な技を持っていらっしゃるようです。将来は、得意の七宝焼を取り入れたジュエリー職人を目指したいという堀さん。まずはジュエリー製造の仕事に携わり基本を学びたいと就職先を探しているそうです。夢が叶うことを心から祈っています。

通信「ハチ蜜の森から No.36」より抜粋 2014.6)

 

13.蜜ろう引き紙 


ポストカード入れ


ブックカバー

※SkyWindホームページより抜粋

 兵庫県にお住まいの岩田聖子さんは、ハチ蜜の森キャンドルの蜜蝋を使ってろう引きをなさっています。ある日、蜜ろうが染み込んだカード入れが届きました。噂には聞いていましたが、初めて本物を拝見してその優しい手触り感に感激しました。
 ビニール袋のなかった時代、こうして大切なものが濡れるのを防いでいたことを実感しました。石油製品がなくても人間は素晴らしい知恵や技を持っていたのです。エネルギーを真面目に考えなければならない今、未来に向かい大切なことを教えてくれる逸品だなと思いました。
 工房では、写真家でもある岩田さんの撮影されたポストカード5枚を入れて販売しております。私の蜜ロウソクも撮影していただき、2枚含まれてあります。蜜蝋引きのカード入れは使い続けることによって味わいのある風格になるそうで、ケースのまま持ち歩いて、ちょっとした時間にお便りを書いていただきたいとのことでした。
 また岩田さんの考えで、売上は被災地への義援金にしたいとのことで、昨年末は宮城県亘理町の復興花火打ち上げの協賛金として寄付下さいました。なにもかも素晴らしいです。
 詳しくは 岩田さんのブログ「skywind 201203」をご覧下さい。
(2013.4)

 

12.床に蜜ろう引きしてみました



 冬の間休んでいた工房ショップの営業再開を前に、2階の体験教室と店の床板を久しぶりに蝋引きしました。土足なので、だいぶ白剥げて気になっていたのです。
 蜜蝋で蝋引きしておくと、水分をはじくので汚れが拭き取りやすいことはもちろん、小さな凹みを直す自己修復力がつくと言われています。また、自然な色艶もちょうどいいですし、パラフィン蝋のようにツルツル滑らすこともありません。そしてなにより有機溶剤などシックハウス症候群の原因物質を使わなくてよいことが魅力です。
 蝋引きは、荏胡麻油等と混ぜてペースト状にして塗るのが一般的ですが、私はせっかくなので100%蜜ろうを染み込ませています。
 私の方法は、少し荒々しいです。まずバーナーで焦げないように板を温めます。蜜ろうをクレヨンのようにこすり付け、もう一度火を当て溶かしながら雑巾で拭きあげています。今回は、和形ロウソクをかんな削りした時に出た粉の蜜蝋を使ってみました。思いがけずとても使いやすく重宝しました。
工房は床板のみならず、ニスの剥げた作業台や椅子、棚にもろう引きしています。今年こそ外の板壁も塗ってみようと思っています。
 さて、たっぷり蜜ろうが染み込んだ床板は、木目も浮き立って見え、とてもきれいになりました。おかげで、土足で入るのをためらうお客様が何人もいらっしゃいました。
(2012.3)


   

11.紫雲膏 2010.2.2更新

西堀薬局製 

 仙台市一番町にある漢方の(有)西堀薬局さんは、10年以上前から「紫雲膏」の基剤として私の蜜蝋を使って下さっています。2度目の注文の折りに「良質な蜜蝋に出会えた」と言葉をいただき嬉しさがこみ上げた事を思い出します。代表の鈴木弘明さん(77)に改めて電話でお話を伺いました。
 鈴木さんの作る紫雲膏は、消炎効果のあるシコンや血を温めるトウキをゴマ油で抽出し、油を固めるために蜜蝋を加えて作ります。ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、かぶれなど皮膚の炎症や乾燥に良いそうで、近頃はアトピーの方の利用が増えているそうです。リピートして買われる方も多いとのこと。なにしろ成分の4分の1にあたる蜜蝋を毎年5kg、10kgと買っていただいているのです。多くの皆さんに愛用されていることを納得させられます。お話を伺っている最中にも受話器の向こう側で紫雲膏を求めるお客様がいらして驚きました。
 材料は蜜蝋に限らずどれも良し悪しがあり、良いものを使えば効果もその分優れるとのことで、たとえばトウキは貴重な大和産、シコンは優品の硬紫根を使っていらっしゃいます。中国由来の漢方薬と思っていましたが、江戸時代の外科医「華岡青洲」が考案したものだそうです。
 西堀薬局の始まりは近江から呼び寄せられた伊達家おかかえの「小谷薬種屋」で、鈴木さんのおじいさんのでっち奉公先でした。おじいさんは奉公が終わり東京で食器の店を開き繁盛しますが、小谷薬種屋の経営が傾いたことを知り、商売を捨て仙台に戻り、立て直しに尽力なさったのだそうです。西堀薬局の真摯な漢方薬づくりは、そのような先代から続く優しさが今に息づいているのだなと感じました。そして、私の蜜蝋が多くの人に役だっていることに、また格別な嬉しさがこみ上げました。

 西堀薬局 / 仙台市青葉区一番町4-11-1 tel 022-222-4080
 取材 / 平成22年1月

 


   

10.オカリナ 

 山形市にお住まいの井上輝雄さんは、蜜ろうを手作りオカリナの仕上げに使って下さいました。
 陶芸を趣味となさる井上さんは、30年前、宗次郎にあこがれたことをきっかけにオカリナ制作を始めたのだそうです。十数個作っても上の音が出ず挫折したこともあったそうですが、5年程前に再開し、これまで100個以上を手がけられました。焼き上がって初めて音を出すときはとても嬉しいそうです。
 蜜ろうは、溶かして塗ったものを、バーナーであぶりながら拭き込んだり、椿油を混ぜてペースト状にしたものを塗って仕上げられました。最近の安全指向やシンナーの臭いが嫌がれる傾向を踏まえてとのこと。通常使っているカシュー油(人工漆)と違った落ち着いた仕上がりになったそうで、「まずは満足」とメールを下さいました。
 私もどうしても見てみたくなり、お邪魔させていただきました。色合いも触った感じも優しくナチュラルでとても美しかったです。そして井上さんの奏でるその音の優しさに聞き惚れてしまいました。
 これからは、もっと艶を出すために、蜜ろうをベースに、「荏胡麻油」や「松やに」を混ぜたものなども試し
たいと話して下さいました。
 井上さんの愛情いっぱいで作られたオカリナを見ていると、私もとても誇らしい気持ちになりました。

取材 / 平成20年1月

 

 

   

9.不思議な画材

 米沢東高等学校で美術を教える吉田卓哉さんは、蜜ロウを使って抽象画を描かれます。
 私は単純に油絵の具に蜜ロウを混ぜて塗るのだろうと思っていましたが、先日米沢市のギャラリー「パセオ」で開かれた個展に伺って驚きました。蜜ロウそのものを画材として使っていたのです。感動したのは、象徴的な存在の‘かぼちゃ’や‘祠’を描いた暗い背景に、無数の星のように、ぽたぽたとしずくを垂らした蜜ロウです。神聖な静の空間、あるいは時間、微塵な魂の浮遊、異次元の空気などを勝手に想像し見入ってしまいました。
  その蜜ロウは寒さで表面に「ろう粉」をつけ白くなっていましたが、「予想外でしたがそれがいいのです」とおっしゃられました。よく見ると、絵の中に大きく描かれたロウソクもまぎれもなく蜜ロウそのものでした。蜜ロウが絵の中で大切な役割を持って活躍している事に、誇らしく思い、満足して帰ってきました。 

(2007.1 通信「ハチ蜜の森から」No.29より)

 

 

   

8.木材の蜜ロウ曵き


 山形市にある旧県庁「文翔館」は、大正時代に建てられたルネサンス様式レンガ造り三階建てのしゃれた建物です。ここでは、山形の歴史や建物についての展示・資料館にもなっていて、ガイドさんによる親切な説明も受けられます。
 だいぶ前に、まだ小さかった子ども達が、いたずらで改修工事のVTR映像をスタートさせてしまったことがありました。申し訳ないので見ていたら、興味深い映像が現れました。
 床のろう曵き作業です。手順は次のような感じでした。まず、床一面にペースト状のロウを塗り、 図のような、大きな網わたしのようなものの上に炭を置きます。床からの距離は5センチ位でした。一人がそれを抱え、ゆっくり後ずさりしながらロウを溶かしていきます。そのあとを二人の職人が布で忙しそうに拭きあげて進みます。
 それ以来私も、机や棚にせっせと蜜ロウを塗るようになりました。蜜ろうだけを塗りたくて、強引に仕事で使っているガスバーナーで溶かし、急いで拭いていますが、時々板そのものを焦がしてしまうこともありました。建築関係の友人に聞きましたが、工業用の強力なドライヤーがあるそうです。
 もっと安全に手軽に塗るには、文翔館の床のように、荏胡麻油など植物油を混ぜペースト状にしたものを塗り、ドライヤーで温めながら拭きあげる方法がいいようです。蜜ロウ:植物油の割合は、1:3位だったと思います。
 蜜ろうを塗ると、 淡い自然な色艶が出て私は好きです。木材の種類にもよりますが、染み込めば染み込むほど深い色合いになるようです。工房にある木造校舎からいただいてきた机や椅子には、ぴったりのワックスです。
 以前取材にいらした赤池 学さんは、蜜ロウを染み込ませていれば、多少の傷なら元通りにしてしまう自己修復力ができると、著作本『ものづくりの方舟』(講談社)で紹介下さいました。
 今年は、工房の外壁の板にも塗ってみようかと考えています
 

(2006.4 通信「ハチ蜜の森から」No.28より)

 

7.ディジェリドゥ



 東京杉並区の関根小百合さんから、オーストラリア原住民アボリジニの楽器、“ディジェリドゥ”にも蜜ロウが使われている旨、お便りをいただきました。関根さんは、かれこれ10年ほど前に、ハチ蜜の森キャンドルが中継された「ズームイン朝」をご覧下さり、それ以来、通信の定期購読をして下さってます。東京で蜜ロウソク作り講座をした時には、助手としてお手伝い下さり助けていただきました。ご主人は、古い型のリコーダーの40年来の愛好家でいらっしゃるそうです。
 関根さんによると、ディジェリドゥはただの丸太ん棒で中心部がパイプ状に空洞になっているだけのもの。ところがこのパイプの穴はなんと白蟻に開けさせたものなのだそうです。関根さんご夫妻は現地で背丈を越えるような林立する蟻塚を見てその壮観さに驚いたそうです。そこにユーカリ等の木を置くと芯の部分を蟻が喰い尽くすのだそうです。そして一方の穴の吹き口に蜜ロウを塗ってなめらかにし、さらに蜜ロウを盛り上げることによって、吹き手に合わせた吹き口の楽器になるとのこと。
  実は私も、数年前に知人が持ってきたディジェリドゥの吹き口に蜜ロウを付けてあげたことがあったのです。その時は、名前も覚えられず変な楽器だなと思いましたが、まさか白蟻が関与していたとは驚きです。その音について関根さんは「ボワァーーーという音が出て面白い」と書かれてますが、全くそんな感じでした。しかし、そんな単純な楽器なのに、ユニークで豊かな表現をすることができるそうです。まさに、白蟻と蜜蜂が作り出した自然の芸術楽器です。

(2005.8 通信「ハチ蜜の森から」No.27より)



6 .蜜ろう画

『いのち』(理論社)
工程図 ※クリックすると大きくなります

永六輔さんの詩と坪谷令子さんの蜜ろう画で、大切な命を伝える素敵な絵本『いのち』(理論社)ができました。光栄なことに、描くのに使われた蜜ろうはハチ蜜の森キャンドル製です。蜜ろう画の技法の詳細を坪谷さんにいただきましたので、ご紹介致します。
1. 溶かした蜜ろうを刷毛でボードに塗る。
2. ニードルを使ってろうを削り線を描く。
3. その線の凹みにアクリル絵の具で色を指す。
4. 紙をかぶせてアイロンをかけ、蜜ろうを紙に吸い取る。
(線の凹みからはみ出た絵の具が蜜ろうの溶けるのにつられて運ばれていく)
5. 紙を交換しながら、アイロンかけをくり返す。
(この過程で色が混ざったり、にじんだりする)
6. 完成! 
( 出来てみないと分からない効果により絵ができあがる)

坪谷さんは、
「まさに蜜ろうが描かせてくれた絵!」とおっしゃいます。
興味ある方は、まずは『いのち』をお買い求めいただき、坪谷さんの作品をじっくりご鑑賞の上ぜひお試し下さい。

(2004.12 通信「ハチ蜜の森から」No.26より)

 


5.木管楽器



 蜜ろうをご購入いただいた大分県の岩下倫之さんから、意外な蜜ろうの使われ方を教えていただきました。以下、岩下さんのメールの抜粋です。
「用途ですが、私は2年ほど前からフラウト・トラヴェルソというバロック時代の木製フルートを吹いています。木製のリコーダーもそうですが、ジョイント部(継ぎ目)の気密を保つために絹糸を巻き付け、そこに蜜蝋を塗ります。フルートに限らず、管楽器はジョイントの気密はとても大切で、それがよくないと、楽器の振動をうまく全体に行き渡らせることができず、結果としてよい音色で奏でることができなくなってしまいます。従って、フラウト・トラヴェルソにとって蜜蝋は良い音色で演奏するために欠かせないものであると言えます。楽器本体の油塗りなど、所有者本人に任されるメンテナンスが多い楽器ですが、300年以上の昔から、フルート奏者はそうやって演奏の合間に大切な楽器をいたわるようにメンテナンスしてきたことでしょう。少々面倒でも、丁寧に糸を巻き、そこに蜜ろうを塗り込んでジョイントを調整していく作業は楽しいものです。」
  芸術にも蜜ろうが大切な役割を果たしているのは、なんとも嬉しいことです。

   写真/フラウト・トラヴェルソ  http://cult.jp/traverso/より抜粋

(2004.12 通信「ハチ蜜の森から」No.26より)